玉子焼き


小学校の低学年の春の遠足時、
Sちゃんのお弁当に入ってる玉子焼きが
とても美味しそうに見えて、
「私のと交換しよう」
そして、ふたり声をそろえ
「うまい〜」


その時のSちゃんの笑い顔や、色は違うけど
お揃いであつらえた洋服。
リュックを開けたときにぷ〜んと漂ったお弁当と
お菓子の混じりあった匂い。
玉子焼きを作るとき、必ずといっていいほど
その時の状況がよみがえってきます。





だしかけ玉子焼き



だしに醤油、味醂、酒で味つけをし、
大根おろし、エノキを加えたものを
玉子焼きにかけました。





TVの料理番組か雑誌で見たこのレシピ、
今もゆるい玉子液で作る『だし巻き』作りが
苦手な私には「目からうろこ」でした。





翌日、余った玉子焼きをコロコロに切って、
春雨とわかめの酢の物に入れました。



週末は30年来の親友が泊りがけで我が家にやってきます。
7年ぶりに会う彼女と、おいしいものを食べながら、
たくさん話し、笑って過ごそうと思っています。
貴重なひとこまとして、ずっと心のなかに残ることでしょう。